DUNE/砂の惑星 鑑賞
①シェイクスピア原作の映画をSFへ転化した印象の作品、と言ったら乱暴かな。
そこに映像や音楽、衣装、言葉の美しさ、興味深いSFガジェットたち、戦闘シーンのダイナミズムをギュッと注入した作品という感じを受けました。
②だからエンタメを期待すると高尚だし、芸術を期待すると悪役や戦闘シーンの美化が不足、不要だと思います。それからやはり話の終わり方に途中感があります。
面白くないという感想はそこからかな?
私はとても楽しかったですね。
この作品を流しっぱなしにして作業をしたいくらい、目と耳に快感の作品でした。
③個人的見どころ。
役者の魅力。原作のイメージぴったり。(ただカインズ博士の性別って?)
ポール、スフィル・ハワト、ラッバーン、ユエ医師、スティルガーが印象強し。レディ・ジェシカの役者さんは上手すぎて“試練"の時の演技が怖かったです。
IMAXで砂漠と爆撃シーンを是非。
レト公爵のあのシーンは感動。
④追記。
『ホドロフスキーのDUNE』の印象で男爵の城はいつ出てくる?と思ったが確かホドロフスキーオリジナルか。
拷問シーンもホドロフスキー版をIMAXで見せられたらと慄いていましたが大丈夫でした。